6月まで実施されているインド総選挙は13日、インドとパキスタンが領有権を争う北部ジャム・カシミール州の主要都市スリナガルなどで投票が実施された。約8割がヒンドゥー教徒というインドで、イスラム教徒が大半を占める同州には特別な自治権が与えられていたが、モディ政権は2019年に憲法を改正してこれを剝奪（はくだつ）。住民は反発しており、選挙結果が注目されている。
スリナガルでは13日、湖畔などに設けられた投票所に早朝から人々が集まった。自営業のシャヒードさん（40）は「我々の権利を取り戻す。憲法を改正した中央政府の支配には屈しない」と強調。経済格差や物価上昇などへの対策も求めた。
ムスリムの街、観光客増えたというが……治安部隊も
インド政府によると、昨年に…
